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プロダクトのリリース時期

JAXA標準プロダクトのリリース時期

JAXA標準プロダクトとESAプロダクトは、次に示す3つの段階を想定したリリースが予定されています。

打ち上げから6か月後・・・レベル1b の全プロダクト
打ち上げから9か月後・・・レベル2a の全プロダクト、レベル2bのうち「CPR-ATLID複合雲プロダクト」
打ち上げから18か月後・・・レベル2b のうち「CPR-ATLID-MSI複合雲プロダクト」「4センサ複合放射収支プロダクト」

衛星打ち上げから少し時間が経ってプロダクトがリリースされるのは、品質が保証されたプロダクトをリリースするため、プロダクトに含まれるデータの精度検証とリリース精度達成の審査をおこなうための検証期間を設けているためです。

下の図は、JAXAの標準プロダクトが、どのような処理レベルのものが存在し、それらがいつのタイミングでリリースされる予定であるかを示したものです。

JAXA標準プロダクトの処理レベルとリリース時期

JAXA標準プロダクトの処理レベルとリリース時期

JAXA標準プロダクトは、各センサの処理レベルごとに1つのプロダクトとしてまとめられますが、例外的にCPRのレベル2aに関しては、エコープロダクトと雲プロダクトと2種類が作成されます。
ATLID、MSI、BBRのL1bプロダクト、および、BBRのL2aプロダクトに関しては、JAXA標準プロダクトとしては作成されませんが、ESAの標準プロダクトとして作成・提供予定です。
HDF: Hierarchical Data Format

JAXAのレベル1b~レベル2bの標準プロダクトは計8種類リリースが予定されており、衛星軌道上の所定の長さ分(1/8周回など)のデータをひとまとめとして格納したHDF形式のファイルが、プロダクト単位で作成されます。