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陸域観測技術衛星「だいち」(ALOS)による長野県北部の地震の緊急観測結果
2011年3月12日午前3時59分に長野県北部を震源とする地震が発生し、大きな被害が発生しています。宇宙航空研究開発機構(JAXA)では、2011年3月13日11時09分頃(日本時間)に陸域観測技術衛星「だいち」(ALOS)搭載の高性能可視近赤外放射計2型(アブニール・ツー)*1により、新潟から長野の緊急観測を実施しました。
図1は今回観測した画像全体の様子を示したもので、アブニール・ツーのバンド3, 2, 1を合成したトゥルーカラー合成画像で表示しており人の目で見た色に近くなっています。明るい白色は雪や雲です。なお、JAXAでは今後も当該地域を継続して観測する予定です。
*1 高性能可視近赤外放射計2型(アブニール・ツー):
青域から近赤外域の電磁波を4つのバンドで観測することができる光学センサで、衛星直下を観測の際には幅70kmの範囲を地上10mで識別できる能力があります。また、東西44度まで観測範囲を変更することができるポインティング機能を有しています。今回の画像は東側に44度で取得しました。
JAXA EORC