高解像度土地利用土地被覆図ホームページ
(バージョン10.08)

高解像度土地利用土地被覆図(以下,本プロダクト)は、「だいち」(ALOS)搭載の高性能可視近赤外放射計2型(AVNIR-2)の観測データを主に用いて、ALOS解析研究プロジェクトおよび「横軸研究グループ:生態系」で作成している高次研究プロダクトの一つです。様々なアプリケーションの基盤情報として活用することを目的として作成しており、幾何は正射投影(オルソ)補正、輝度は大気補正を施した多時期のAVNIR-2画像を入力としています。また、分類カテゴリーは主要な項目にとどめることで、各ユーザの目的に応じたチューニングが可能な形としています。国や地方自治体が行っている植生調査や森林管理、土砂災害などの調査、食糧安全保障への貢献など実利用の分野や、生態系研究等の研究分野での活用が期待されます。将来的には、気候変動観測衛星(GCOM-C)による全地球規模での土地被覆図の作成・高精度化や、次期高分解能光学センサによる、より詳細な土地被覆調査へとつなげることが期待されます。
本プロダクトの作成に当たっては、筑波大学との共同研究「高解像度土地利用土地被覆図の作成」の一環としてアルゴリズム開発を行なっています。今後、さらなる高精度化を進め、適宜更新の予定です。

AVNIR-2高解像度土地利用土地被覆図(日本全域, バージョン10.08)

日本全域(一部の離島を除く)を50m解像度で9つの種類(分類カテゴリー)に分けたデータです。9つのカテゴリーとは、①水域、②都市、③水田、④畑、⑤草地、⑥落葉樹、⑦常緑樹、⑧裸地、⑨雪氷になります。詳細は、「高解像度土地利用土地被覆図(日本全域, Ver.10.08)の概要」をご参照下さい。

1. 土地被覆図のデータファイル

(1) 緯度経度1度グリッドタイル毎のデータファイル(全117グリッドタイル)
  • データフォーマット:GeoTIFF形式(zip圧縮)
(2) 日本全域(117タイル分)の一括データファイル:中身はグリッドタイルに分割
  • データフォーマット:GeoTIFF形式(tar・zip圧縮)もしくはバイナリー形式(tar・zip圧縮)

2. ファイルのダウンロード方法

高解像度土地利用土地被覆図トップページの「4. データのダウンロード方法」をお読みのうえ、ユーザ登録を行うことでデータダウンロードページよりダウンロードが可能となります。

3. ご利用に関する注意

JAXA は利用者が本プロダクトを使用したことによる、あるいは原因と思われる問題について一切の責任を負いません。また、本プロダクトを用いて公の発表または印刷物に使用される場合は、元データはJAXAが提供の高次研究プロダクトを使用している旨を記述し、©JAXAをご明記下さい。
本プロダクトを無料でご使用頂けるのは非商業利用目的の場合に限定されます。