関連会議・研究公募
ALOS-2 利用ワークショップ 1
ALOS-2利用ワークショップの開催について
JAXA/EORC/2009年4月2日
ワークショップの趣旨:
宇宙航空研究開発機構(JAXA)では合成開口レーダ(SAR)衛星ALOS-2を2012年度に打ち上げることとして、センサ、衛星、利用情報システム(解析研究含む)等の開発準備を開始しております。この衛星は、ALOS/PALSARの技術を引き継いで、より高分解能なSARによる地球観測を網羅的に実施することを目的としたもので、5種類のミッション目的を持ちます。つまり、国土管理・資源管理・資源探査・災害監視・新たな利用です。その衛星運用を最適化し、得たデータが有効にかつ効率的に利用していただくためには、データ利用者との意見交換が必須であり、早期に実施される必要があります。本ワークショップは、このような主旨のもとに開催するもので、ALOS-2で設定した主たるテーマ毎にセッションを組み、そのなかで、テーマの現状、問題点、期待される成果、衛星運用上の改善点等を、議論整理し、ALOS-2の運用方針や衛星、地上設備の開発に反映することを目的としたいと思います。
- ワークショップ名称 : ALOS-2 利用ワークショップ 1
- 開催日時 : 2009年4月20日(月)、21日(火)、ともに9時30分~18時
- 会場 : 宇宙航空研究開発機構 筑波宇宙センター 総合開発推進棟大会議室 (1F)
- セッション:
- 1) 全体セッション:
- 2) 地震・火山セッション:
- 3) 水害・地滑り・災害セッション:
- 4) 森林・農業セッション:
- 5) 資源探査・流氷セッション:
- 6) 将来的な研究、利用開拓セッション:
- 7) 全体まとめ
-
会議の進行:
各セッションでは、議長(2名)があらかじめ計画されたアジェンダにそって研究・現状成果を数人の参加者から発表していただきます。そのなかで、セッション毎にこれまでの成果、今後の目標、問題点等が発表されることが望ましいです。セッションの最後にあらかじめ用意した議論テーマに従って、議論を進めます。最後に全体セッションで、運用計画に対する利用者の要求を整理したい。なお、発表はワークショップ方式をとり、自由申し込み可能です。現在はシリアルセッションとしていますが、発表数によってはパラレルセッションも考えます。- 発表申し込み締切 : 2009年4月16日(木)
- 申込先 : 岡野勝美 / okano.katsumi@jaxa.jp 以上、多くの申し込みをお待ちします。
お問合せ等 : 島田政信 / shimada.masanobu@jaxa.jp
ワークショップコンビーナー : 島田政信
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ALOS-2 利用ワークショップ 1 (2009年4月15日版)
宇宙航空研究開発機構、筑波宇宙センター、総合開発推進棟 大会議室 (1F) | |
2009年4月20日(月)、21日(火) | |
第1日 (2009年4月20日) | |
10:00 - 10:05 | 挨拶 (道浦俊夫執行役) |
10:05 - 10:10 | 本会合の目的 (島田政信) |
10:10 - 11:30 | セッション1: ALOS-2計画について / 議長 (島田政信、大沢右二) |
10:10 - 10:25 ALOS-2について (大沢右二) | |
10:25 - 10:40 ALOS-2用SARについて (勘角幸弘) | |
10:40 - 11:10 地上システム (鈴木新一) | |
11:10 - 11:30 質疑応答 | |
11:30 - 14:30 | セッション4: 水害・地滑り・災害セッション / 議長 (西川肇、大村誠) |
1) 雨貝知美 (国土地理院): ALOS、ALOS-2を用いた国土監視(地盤沈下・地すべり監視事業への適用) (11:30 - 11:45) | |
2) 佐藤浩 (国土地理院): SAR干渉画像を用いた能登半島地震に伴う地表変動の把握 (11:45 - 12:00) | |
3) 細川直史 (消防研究センター): リモートセンシングデータによる地震被害推定と被害抽出に関する研究 (12:00 - 12:15) | |
昼 食 (12:15 - 13:00) | |
4) 渡邉学 (東北大学): 災害への応用 -岩手宮城中部地震での被災地特定 (13:00 - 13:15) | |
5) 大木真人 (JAXA): ALOS、ALOS-2による水害・地滑り被害領域抽出法の検討 (13:15 - 13:30) | |
6) 滝澤親一 (JAXA): 岐阜県の事例等を含めたJAXAの水害に対する実証実験について (13:30 - 13:45) | |
7) 長谷川秀樹 (三菱電機): Ku帯航空機SARによる高分解能CCD実験の成果報告 (13:45 - 14:00) | |
n) まとめ (14:00 - 14:30) | |
休 憩 (14:30 - 14:45) | |
14:45 - 17:30 | セッション3: 新たな利用セッション / 議長 (山口芳雄、佐藤源之) |
1) 児玉哲哉 (JAXA): 災害監視衛星DiMOSの教訓と今後の展望 (14:45 - 15:00) | |
2) 橋本学 (京都大学防災研究所): ALOS/PALSARによるプレート沈み込みに伴う変動検出に向けた試み (15:00 - 15:15) | |
3) 春山幸男 (ALOS利用協議会): ALOS-2の利用促進に向けて (15:15 - 15:30) | |
4) 為石日出生 (漁業情報サービスセンター): ALOS-2の漁業利用の展望 (15:30 - 15:45) | |
5) 森山敏文 (長崎大学): 電離層のPALSARデータへの影響 -ファラデー回転の推定- (15:45 - 16:00) | |
6) 佐藤源之 (東北大学): レーダポーラリメトリの定量解析への応用(新しい応用) (16:00 - 16:15) | |
7) 鈴木啓 (国土地理院): SAR干渉画像に見られる釧路湿原の局所的な地表変位 (16:15 - 16:30) | |
8) Nicolas Longepe (JAXA): Recent advances in snow remote sensing using L-band SAR data (16:30 - 16:45) | |
9) 山口芳雄 (新潟大学): ALOS-PALSAR Quad. Modeの散乱電力分解例 (16:45 - 17:00) | |
n) まとめ (17:00 - 17:30) | |
17:30 - 18:00 | IEEE-Tokyo chapter会議 |
18:30 - 20:00 | 懇親会@食堂 (会費: \1500) |
第2日 (2009年4月21日) | |
9:30 - 14:00 | セッション2: 地震・火山セッション(途中、昼食45分) / 議長 (村上亮、飛田幹男) |
1) 小澤拓 (防災科学技術研究所): 火山・地震に関する地殻変動検出 -ALOS-2への期待- (9:30 - 9:45) | |
2) 小林知勝 (北海道大学): ALOS/PALSARデータにより検出された2008年中国・四川地震に伴う地表変位 (9:45 - 10:00) | |
3) 安藤忍 (気象庁気象研究所): 気象研究所におけるALOS利用状況とALOS/PALSARおよびALOS-2への期待 (10:00 - 10:15) | |
4) 飛田幹男 (国土地理院): 地震・火山観測に有効なALOS-2の理想像 (10:15 - 10:30) | |
5) 古屋正人 (北海道大学): ALOS-4へ向けたALOS-2への期待 (10:30 - 10:45) | |
休 憩 (10:45 - 11:00) | |
6) 木股文昭、Agusta (名古屋大学): 低緯度域におけるALOSによる地殻変動の観測: インドネシアにおける試み (11:00 - 11:15) | |
7) 村上亮 (北海道大学): ピクセルオフセットに現れる縞模様の起源に関する考案 (11:15 - 11:30) | |
8) 有本美加、福島洋、橋本学、平原和朗 (京都大学): 岩手宮城内陸地震の前駆的変動検出の試み (11:30 - 11:45) | |
9) 奥山哲 (産業技術総合研究所): 画像マッチングから得られた2008年岩手宮城内陸地震に伴う地殻変動 (11:45 - 12:00) | |
10) 佐藤忠弘(東北大学): 南東アラスカにおける氷床変動と地球内部構造の研究 -ALOS-2への期待- (12:00 - 12:15) | |
昼 食 (12:15 - 13:00) | |
11) 高田陽一郎、小林知勝、古屋正人、村上亮 (北海道大学): 2008年岩手宮城内陸地震に伴う余行変動:ALOS2への期待 (13:00 - 13:15) | |
12) 楠城一嘉 (東京大学地震研究所): 日本における地震発生予測検証実験について (13:15 - 13:30) | |
n) まとめ (13:30 - 14:00) | |
休 憩 (14:00 - 14:15) | |
14:15 - 14:45 | セッション5: 資源セッション / 議長 (加藤雅胤、稲積課長) |
1) 高田雅之 (北海道環境科学研究センター)、井上京(北海道大学): ALOS/PALSARを含むマルチソースを用いた湿原環境の平面構造解析 (14:15 - 14:30) | |
2) 河合雅己 (ERSDAC): ALOS/PALSARデータによる資源探査への利用 (14:30 - 14:45) | |
3) 上村治睦 (JAXA): PALSARデータを利用したオホーツク海の海氷監視 (14:45 - 15:00) | |
15:00 - | セッション6: 森林、農業セッション / 議長 (斉藤元也、小熊宏之) |
1) 伊東明彦 (宇宙技術開発): ALOSデータを利用した水稲被害率の推定 (15:00 - 15:15) | |
2) 赤塚慎 (東京大学生産技術研究所): 森林分布図作成精度向上を目指したSAR画像の地形効果補正の評価 (15:15 - 15:30) | |
3) 高橋與明 (森林総合研究所): 異なる土地被覆タイプにおける二偏波PALSARの後方散乱係数の特質 (15:30 - 15:45) | |
4) 米澤千夏 (東北大学): ALOSによる農地被害のモニタリングとALOS-2への期待 (15:45 - 16:00) | |
5) 島田政信 (JAXA): PALSARによる森林監視と望ましい観測モード (16:00 - 16:15) | |
6) 斎藤元也 (東北大学): フル偏波観測による農地等の把握 (16:15 - 16:30) | |
7) 石塚直樹 (農業環境技術研究所): ALOS/PALSARデータを用いた農地観測の事例 (16:30 - 16:45) | |
n) まとめ (16:45 - 17:05) | |
全体セッション | |
17:05 - 18:00 | セッション7: 全体討議 (島田) |