郵政省通信総合研究所、宇宙開発事業団、米国航空宇宙局が共同で開発した熱帯降雨観測衛星(TRMM)は、これまで順調に観測を続けており、本年11月28日で打上げ3周年を迎えます。このミッションでは、技術的には降雨レーダを世界で初めて衛星に搭載し、科学的には水循環のプロセスを3次元的に捉えるなど、非常に挑戦的な目標を設定しました。このミッションの科学的成果としては、海陸を問わない3次元的な降雨の定量観測、エルニーニョなどの年々変動に伴う熱帯地域の降水量分布の定量的な把握、衛星センサによる初めてのグローバルな土壌水分推定、さらには、4次元データ同化による天気予報精度向上等、着実に成果を上げています。これらの成果と、将来の降水観測ミッションの展望についてのシンポジウムを開催いたします。
降雨レーダによる台風の観測例 (上:水平断面、下:3次元表示)
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【熱帯降雨観測衛星(TRMM)打上げ3周年記念国際シンポジウム】 <プログラム>
熱帯降雨観測衛星(TRMM)打上げ3周年記念国際シンポジウムポスター
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