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TRMMとは
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台風の観測
日米共同ミッションの熱帯降雨観測衛星(TRMM)に関する基本情報、
TRMMの歴史、衛星やセンサの概要、観測画像の例などをまとめて紹介します。
TRMMの観測目的
TRMMの歴史
衛星の概要
観測のしくみ
TRMMの観測装置
台風の観測
豪雨や大雪の観測
水循環変動への利用
TRMMからGPM計画へ
台風の観測
PRによる台風観測と
TMIによる海面水温の変化(MOVIE)
1999年9月 台風18号 (BART)
左の画像は1999年9月の台風18号について、降雨レーダ(PR)が捉えた地表付近の降雨強度(単位 はmm/h)の水平分布です。9月19日発生した台風18号が日本付近を通 過する間に、PRはこれを5回観測しました。また、台風が発生する以前にも、フィリピンの東海上で渦状のまとまった降雨域が観測されています。台風18号経路は赤色の実線で示されており、赤点はそれぞれの日付の午前9時(日本時間)における台風の位 置をあらわしています。これらの観測から、台風の北上に伴う降雨域の形状の変化や、九州や四国の山地斜面 で発生した強い降雨の様子がわかります。
右の画像はTRMMマイクロ波観測装置(TMI)から求められた、この台風の通 過に伴う海面水温の変化を連続的に示したものです。 それぞれ ○9月13-15日(台風発生前)、○18-20日(発生直後)、○21-23日(通 過中)、○23-25日(通過後)の3日間平均をあらわしています。赤い実線は、図中の日付を現在とした台風の進路で、青い点線はその後の進路を示しています。これらの図から、台風の通 過に伴って経路に沿った広い領域の海面水温が低下していることがわかります。特に南西諸島付近では、台風通 過後は通過前に比べて海面水温が3℃近く下がっています。
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