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筑波山のJERS-1/SARの幾何補正画像およびTMとの重ね合わせ画像


[画像1]
top_tukuba1.gif 観測場所

観測場所:茨城県
観測日:1992年8月31日
衛星名/センサ名:JERS-1/SAR


[画像2]
top_tukuba2.gif 1992年8月31日 (JERS-1/SAR)と
1992年11月26日(LANDSAT-5/TM)
のカラー合成

 画像1は、地球資源衛星1号「ふよう1号」(JERS-1)合成開口データ(SAR)が観測した筑波山周辺の様子で、観測データに対して、デジタル標高データ(DEM:Digital Elevation Model)による幾何補正を施した画像です。
 SARデータは地表の起伏による幾何学的歪みを非常に受けやすい性質を持っています。そのため、起伏に富んだ地域では、通常の補正済みデータ(レベル-2.1)であっても、正射投影の状態から著しく歪んだ画像となり、そのままでは、地図や他の光学センサー画像(TM画像等)に重ね合わせることは出来ません。そこで、DEMを用いた幾何補正を行うことが必要になります。画像1は、このような幾何補正を行った後のSAR画像であり、ほぼ正射投影に近いSAR画像となっています。

 画像2は、画像1と同一地域を観測したアメリカの地球観測衛星ランドサット5号(LANDSAT-5)セマティックマッパー(TM)の画像と画像1とを重ね合わせた画像です。幾何補正されたSAR画像(画像1)を赤に、それに重なるTM画像のバンド4を緑、バンド3を青に割り当ててカラー合成したものです。
 筑波山や加波(かば)山等の山並みが鮮明に見えています。

 SAR画像とTM画像では、その輝度パターンの特性が非常に異なるため、両者の情報を組み合わせることにより、地表の状況をより精密に識別出来ることが期待されます。
 この重ね合わせの例では、特に平野部に点在する集落がSAR画像(画像1)では明るく現われるため、それらの存在を重ね合わせ画像から明瞭に識別できます。ただし、画像の左端で明らかに水田と見られる地域の一部にもSARデータの輝度の高い所があり、SARデータの特性については、さらに良く調べることが必要です。

 なお、本画像作成に用いた幾何補正手法は科学技術振興調整費による「マイクロ波センサデータ利用等によるリモートセンシング高度化のための基盤技術開発」の一環として行われている研究で得られた成果です。また、処理に用いたSARデータは、国立環境研究所と共同で参加しているJERS-1システム検証プログラム(J-23)で得られたデータであり、筑波山周辺のDEMおよびTMデータは国立環境研究所の提供によるものです。


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