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TRMM 降雨レーダ サイクロン(パム)   ― 降雨の水平分布、AB, CD 鉛直断面図 ―

 これらの図は12月8日17時58分〜18時01分(世界時)におけるサイクロン(パム)の中心付近における降雨強度の微細構造を示したものです。
 左上の図は降雨レーダが観測した高度2.0kmにおける水平分布です。この図中の2本の線ABとCDで切った鉛直断面の例をそれぞれ下および右に示します。
 下図では、サイクロンの中心付近を取り巻いている渦巻き状の降雨帯の鉛直断面が明瞭に観測されています。また、Aから175kmあたりの雨のとぎれているところはサイクロンの「目」の一部と思われます。高度5km付近に見られる水平方向に広がる強度の強い層は、氷や雪が溶けて雨になる、融解層と呼ばれるものです。これは層状性の降雨に特徴的に見られる構造です。サイクロンのような激しい対流性の降雨域の中でもこのような層状性の降雨が観測されています。また、右上図には、Cからの距離20〜80km付近にかけての対流性降雨と考えられる雨と、100〜150kmにかけての融解層を伴う層状性降雨がともに観測されています。なお、右上図において、観測幅の中心から遠ざかるほど地表面付近のデータがなくなるのは、衛星から見る角度が大きくなるほど地表面の反射の影響を強く受けるためです。
 降雨レーダにより降雨の構造を観測し、解放される熱エネルギーの高度分布を見積もることにより、大気大循環のメカニズムを解明することが期待されています。

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