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アスワン・ハイ・ダム


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 ナイル川中流域、画像の西北部にある、カイロの南約690kmに位置するこのダムは、ソ連邦から4億ドルの借款や技術支援を受け1971年に完成しました。高さ111m、長さ3,800mの世界最大級のダムで、180の水門と12基の水力発電装置があり、210万kwの電力を供給しています。そして、この電力を利用した化学肥料工場や鉄鋼工場が建設され地域の工業化が進められました。また、ダムの建設により誕生したナセル湖の利用により一年中灌漑ができるようになり、ダムの上流域では広大な土地が砂漠から農地へと生まれ変わりました。
 この地域には、歴史的に重要な遺跡も数多くあり、その遺跡の時代構成も旧石器時代のものからプトレマイオス朝のものまでと豊富にあります。さらに、ダムが非常に大きいためナセル湖に沈む地域も広く、水没地域内の遺跡の多さでもこのダムは世界的に有名になりました。これらの遺跡の中でも紀元前約1000年に建てられたラメシス2世を祭ったアブシンベル神殿と王妃ファネスト・アリの神殿など主な遺跡は、ユネスコ基金や世界中からの募金により、70mほど高い場所に移されると言う、前例のない大遺跡の移動でも話題を呼んだダムです。


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