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地球観測センターニュース1998.3 No.35


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TRMM(熱帯降雨観測衛星)の運用開始

 熱帯降雨観測衛星(TRMM)は、平成9年11月28日6時27分 (日本標準時)に、種子島宇宙センターからH-IIロケット6号機により技術試験衛星VII型(ETS−VII)とともに打ち上げられました。
 TRMM(Tropical Rainfall Measurement Mission)は、日米共同プロジェクトとして大気循環、気候変動に大きな影響を及ぼす熱帯・亜熱帯地域の降雨状況を宇宙から観測し、降雨量、降雨分布等に関する各種データを取得して、そのメカニズムの解明に貢献するものとして期待されています。
 TRMMには、郵政省通信総合研究所(CRL)および宇宙開発事業団(NASDA)が開発した降雨レーダ(PR)、米国航空宇宙局(NASA)が開発したTRMMマイクロ波観測装置(TMI)雷観測装置 (LIS)可視赤外観測装置(VIRS)雲及び地球放射エネルギー観測装置(CERES)が搭載されており、熱帯・亜熱帯地域の大気循環、降雨分布等を総合的かつ継続的に観測します。
 TRMMの降雨レーダ(PR)については、12月1日に電源が投入され初期機能確認を開始し、12月1日から2日にかけて全テレメトリデータ、全コマンド動作が正常であることを確認しました。また、NASAの観測センサ(雷観測装置、TRMMマイクロ波観測装置、可視赤外観測装置、雲及び地球放射エネルギー観測装置)についても、順次初期機能確認および観測を開始し、正常に動作していることを確認しました。
 その後、地球観測センター(EOC)は総合運用試験、センサ性能確認、観測データの校正検証作業を実施し、PRについては、12月9日(日本標準時)に初画像を取得し公開しました。
 TRMMの衛星運用はNASA側で行うことになっており、TRMMで取得されたデータは、データ中継衛星(TDRS)を経由してNASAのホワイトサンズ地上局で受信され、さらにゴダードスペースセンター(GSFC)に伝送されます。GSFCで生データの一時処理が行われた後、高次処理を行うためにNASA各施設およびNASDAの地球観測センター(EOC)に伝送されます。
 地球観測センターはNASAの作成した降雨レーダの観測データ(レベル0)をオンラインネットワークにて取得し、記録、処理、保存を行います。また、降雨レーダの運用計画立案、提供用データ作成等を実施しています。 (図1)

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図1 TRMM降雨レーダデータ処理システム構成図


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