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地球観測センターニュース1997.3 No.34


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TRMMの打ち上げに向けて

 地球観測センターでは、TRMM(熱帯降雨観測衛星、1997年度打ち上げ予定)の運用に備え、TRMM用データ取得処理システムの運用準備を行っています。
 TRMM衛星は、NASDAの開発した降雨レーダなど5種類の観測センサを搭載しており、世界で初めて人工衛星からの降雨観測に挑戦します。地球規模の降雨観測により、降雨に伴う熱エネルギー分布が明らかにされ、気候変動の予測・エルニーニョ現象に関わる異常気象、長期予報や自然災害の予防に大きく役立てられることが期待されています。
 TRMM(Tropical Rainfall Measurement Mission)は日本と米国との共同プロジェクトで、日本は降雨レータの開発とH-IIロケットを用いたTRMM衛星の打ち上げを担当し、米国は衛星本体と降雨レータ以外の4センサ及びデータ中継衛星(TDRS)を用いた衛星の運用を担当することになっています。
 また、取得されたデータの処理は、日米双方にて行われ、気象・気候・水文等の分野の研究者をはじめとするユーザに配布されることになっています。
 地球観測センターでは、降雨レーダのデータ処理を行う処理システム、データの品質確認を行う検証システム、降雨レーダの運用を管理する運用管理システムがあり、現在機能確認及びNASA地上システムとのインターフェイス確認を行っています。
 また、すでに、NASAゴダード宇宙センターにて、TRMM衛星からのデータがデータ中継衛星を用いて正しく取得されるかどうか、NASA地上システム及び地球観測センターの処理システムでデータが利用できるかどうかの、適合性試験を実施し良好な結果を得ました。
 今後、NASAゴダード宇宙センターにあるTRMM衛星、データ中継衛星、NASA地上システム及び地球観測センターの間で全体システムの実運用シミュレーションや運用者の訓練を行い、打ち上げ後の運用に備えます。

 TRMM衛星は、技術試験衛星vii型とともに、H-IIロケットにより種子島宇宙センターから打ち上げられます。打ち上げ後2ヶ月は、衛星・センサのチェックアウト(機能確認)を行います。チェックアウト終了から3年間、定常運用として、各センサによる観測が開始されます。観測データについては、所定の期間で検証作業を行いデータに品質を確認したうえ、一般に提供されます。

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地球観測センターの紹介

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