Rainfall for observed by TRMM/PR over Mozambique.

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モザンビークに洪水被害をもたらした豪雨


 TRMM/PRで観測したモザンビーク周辺の1ヶ月間の降水量。1999年2月(左図)と2000年2月(右図)。

 豪雨は2月6日から3週間にわたって断続的に継続しました。2000年2月、被害の出た地域では月雨量500ミリを超える雨が降りました。これは通常の年の数倍にあたる雨量です。

 その結果、リンポポ川流域に水が集中し洪水被害となりました。10キロメートルほどの川幅のリンポポ川が最大125キロメートルまで広がり、周辺の村は完全に水没しました。過去50年で最悪といわれ、死者数千人、被災者100万人と報じられました。アフリカ東部から南部にかけては1996年、1997年と干ばつが続き、1998年は集中豪雨、1999年は再び干ばつと異常気象が続いており、地球温暖化などの気候変動との関係も懸念されます。


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