観測データ取り扱いの注意 / 2. TRMMデータの概要

観測データ取り扱いの注意
TRMMデータあり

■データ正常
  • データファイルに納められている「quality flag」は「0」。
■データ異常
  • 欠損値が割り当てられる。
欠損したスキャンは欠損データであることを示す
欠損値で埋められる。
データの形式
1バイト
整数
2バイト
整数
4バイト
整数
4バイト
浮動小数点
8バイト
浮動少数点
欠損値の上限 -99
-9999 -9999 -9999.9 -9999.9
※ この値以下の数値が欠損データあるいは無効データを示す。
  • データファイルに納められている「quality flag」の値によってデータ異常の原因が推定できる。
  • データ異常の主な原因
    1) マヌーバ(衛星の軌道修正) [ PR, TMI, VIRS, LIS ]

    地上でPRと同じ周波数帯が利用されているため観測を停止する。

    2) 妨害電波 [ PR ]
       オーストラリアの例など
    3) センサ保守 [ PR, TMI, VIRS, LIS ]
TRMMデータなし
  • 以下に示す原因により、意図的にセンサの電源オフ等の対応をすることがある。この場合、データはない。これを Empty Granule と定義する。
  • Empty Granule の主な原因
    1) 自然現象 [ PR, TMI, VIRS, LIS ]
       しし座流星群など
    2) 衛星高度上昇 [ PR ]
       2001年8月7日〜8月25日にかけて衛星高度上昇 (350km→402.5km)
    3) 太陽電池パドルのトラブル [ VIRS ]
       2002年9月6日〜10月17日にかけてVIRS停止
  • Empty Granule の詳細情報