軌道の高度変更 / 1. TRMM衛星の概要
降雨レーダ(PR)への影響
感度の若干の低下
受信電力は距離の2乗に反比例するため,受信電力の低下は20log(402.5/350)=1.214(dB) となる。
分解能の低下
ビーム幅が固定であるため,フットプリントサイズが大きくなる。(4.3km → 5.0km)
隣接アングルビンからの漏れ込み
PRの送受信タイミングは固定であるため,400km高度では1パルス分(約54km)ずれる。そのため平均する32パルスのうち1パルスに隣接アングルの信号が漏れ込む。