データの保存 | ![]() |
HDFサブセットファイルへの保存ズームウィンドウで軌道部分を表示すると、そこをHDFサブセットファイルに保存できるようになります。
Orbit ViewerのHDFサブセットは、一般HDFビューアとHDFライブラリでいつでも見ることができます。TSDISのツールキットは、TRMM標準プロダクトのために設定されているため、通常はHDFサブセットを読むことができません。 TSDISのツールキットでOrbit ViewerのHDFサブセットを見られるようにするためには、まずHDF_Cライブラリをインストールし、TSDISツールキットそのものをインストール、そしてTSDISorbitViewer/subset/srcにあるCプログラムを編集します。 Cプログラムを編集するには、 "make -f makefileG"と入力し、"subsetG"という、実行可能ファイルを作成します。
データをHDFファイルに保存するには、"ファイル"から"データの保存"→"HDFフォーマット"とします。すると下にあるような新規ウィンドウがたちあがります。(1) のエリアに入力ファイル名がでます。(2)には名称変更可能な出力ファイル名が自動表記され、緯度・経度をあらわす(3)のエリアには、Orbit Viewerメインウィンドウ上にあるズーム画像の地理境界線が表示されます。 この境界線(緯度・経度)を変えることにより、サブセットファイルに包括される地域が変わります。 内容を確認した後、"ファイル作成"ボタンをクリックします。(4) ファイル作成には数分を要しますが、所要時間はインプットファイルのサイズと使用コンピューターの処理速度によります。
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ASCII サブセットファイルへの保存
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ズームウィンドウで軌道部分を表示すると、そこをASCIIサブセットファイルに保存できるようになります。ASCIIサブセットを作成するには、"ファイル"から"データの保存"→"ASCIIフォーマット"とします。
衛星軌道のASCIIサブセットを作ると、4個のファイルが自動作成され、そこに衛星データ、位 置情報、metaデータ、ファイルの読み方に関するものが入っています。これらは下記サンプルのように、シンプルな記述であらわされています。1行目はフォーマット名が続き文字で表記され、2行目には ファイルに含まれるデータの次元数がきます。3行目は各次元における要素数を意味し、4行目以降はデータそのものをあらわします。
Orbit ViewerによるASCIIサブセットファイルサンプルorbit_ascii ; format name
2 ; number of dimensions
3 4 ; size of each dimension
0 0 4 ; d(1,1) d(1,2) d(1,3)
1 2 0 ; ... ... ...
9 8 2 ; ... ... ...
1 2 3 ; d(4,1) d(4,2) d(4,3)