TRMMマイクロ波観測装置

標準プロダクト

カラー合成画像 1997年12月7日−8日(世界時)

 図は、TMIによる2日間(12月7日、8日)の合成画像です。画像は、19GHzの垂直、85GHzの水平、垂直偏波の情報をカラー合成したものです。海上の白黄色の部分は雲の中の氷晶等の存在による低温域で、降水の強い領域に対応しています。また、海上の白色部分は大気が観測していることを示し、暗い色はほど水蒸気や雲が多いことを表しています。ヒマラヤや北米大陸などの特に明るい部分は地表の温度が低いか、もしくは積雪のあるところを示しています。

ハワイ付近・TMIとSSM/Iの比較 1997年12月2日(世界時)
TMI                 SSM/I
 1997年12月2日、ハワイ付近のTRMMマイクロ波観測装置(TMI) 周波数37GHzの水平偏波による観測です。TMIはSSM/Iに比べて約3倍の水平分解能を持っており、より精度の高い降雨量の推定が可能になります。

85GHz垂直偏波で捉えた台風28号(PAKA) フィリピン沖
1997年12月19日(世界時)
 1997年12月19日、台風28号をTMIが観測したものです。周波数85GHzの垂直偏波による観測で、降雨に対する領域では、氷晶・雨滴によるマイクロ波の散乱により、輝度温度が低くなっています。
 
  1. 標準プロダクト・・サンプル画像
  2. 研究プロダクト・・サンプル画像
  3. TMI海面水温とVIRS海面水温の比較