降雨レーダ

航空機搭載レーダ

CRL 航空機搭載マルチ
パラメータレーダ (CAMPR)
 TRMM 降雨レーダと航空機搭載レーダ(CAMPR)の同期観測結果の例です。CAMPR は通信総合研究所で開発したものであり、TRMM 降雨レーダと同じ周波数(13.8 GHz)を用い、PR と同様、上空から下向きに電波を出して雨を観測します。CAMPR はPR に比べて、分解能、感度がよく、多偏波及びドップラ観測機能を備えています。そのため、PR と同時にCAMPR の観測を行ない、両者を比較することにより、PR やそのデータ処理アルゴリズムの検証を行なうことができます。図からCAMPR による観測の方が、空間分解能や感度が優れていることがわかりますが、全体としてCAMPR とPR の観測結果はよく一致しています。

航空機搭載レーダにより観測されたレーダ反射因子の鉛直断面図
レーダ反射因子 1998年5月26日2:22〜2:23(世界時)観測

TRMM降雨レーダPR

航空機搭載レーダ