これらはPR、TMI、PRとTMIを組み合わせた複合アルゴリズム(COMB)、TRMMと静止気象衛星および地上雨量計のデータを組み合わせたアルゴリズム(TRMM and Others Combined)などのレベル3標準プロダクト(月平均、緯度経度格子データ)から求めた、2000年5月の地表面での月積算降水量分布を示しています。以下にそれぞれのアルゴリズムの説明を示します。
- 3A11(TMI Emission):TMIレベル1データ(輝度温度)を用いて、5度×5度格子の海洋上の月積算降水量分布(図1)を作成します。
- 3A25(PR Rainfall):PRレベル2データ(降雨強度)を用いて、低分解能(5度×5度格子、地表面および鉛直5層)および高分解能(0.5度×0.5度格子、地表面および鉛直3層)の月平均降雨強度を作成します。ただし、図2(低分解能)および図3(高分解能)は、他のプロダクトと比較するため、月積算降水量を別途計算して示しています。
- 3B31(Rainfall Combined):TMIとPRの複合プロダクト(2B31)に含まれる、PRの観測幅(220km)のデータで作成された高品質の降水量を用いて、TMI2A12プロダクト(降水量)の広い観測幅(760km)のデータの校正を行い、5度×5度格子の月積算降水量分布(図4)を地表面及び鉛直14層について作成します。また、2B31プロダクトから計算した5度×5度格子の月積算降水量分布(図5)についても、地表面及び鉛直14層のデータを作成します。
- 3B43(TRMM and Other Data Sources):TRMM、静止気象衛星の赤外画像および雨量計のデータから、TRMM観測領域内の「最良」の月平均降水量を1度×1度格子で提供します。ただし、図6は他のプロダクト比較するため、月積算降水量を別途計算して示しています。