Newsタスマニア森林火災

オーストラリア南部のタスマニア島で森林火災が発生し、1月上旬から一ヶ月以上にわたり延焼を続けました。2月15日には警報レベルが下げられましたが、焼失面積は15日時点で20万5000ヘクタールを超えました。
図1はTANSO-CAIが観測した2019年1月から2月上旬までに観測したタスマニア島のうち、森林火災による煙が明確に見えている日をピックアップしています。赤矢印は火災の煙が見えている箇所を示しています。様々な場所で火災が発生しており、特に1月4日や22日、28日は煙が大きく風に煽られ広がっています。

例年オーストラリアでは山火事が多く発生しており、その原因は猛暑・乾燥・強風・落雷です。オーストラリア気象庁によると、2019年1月はタスマニア州で、平均気温・最低気温・最高気温共に観測史上最も高く、さらに最も乾燥した1月になりました。この気候により、火災被害が広がったと考えられます。
タスマニア島には貴重な原生林の古代種が多く生息しており、その被害については現在調査中とのことですが、このような気候変動によって絶滅してしまう恐れがあると研究者らは警鐘を鳴らしています。

※カラー画像は、TANSO-CAIのバンド2(674 nm)、バンド3(870 nm)、バンド1(380 nm)の各データをRGBに割り当て作成。

ForestFiresOfTasmaniaIsland
図1 森林火災による煙が観測されたTANSO-CAI画像。一ヶ月以上にわたり様々な場所から火災が発生している。

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