2015年5月29日13時25分 、いぶきがとらえた口永良部島の新岳の噴火にともなう噴煙の様子です。擬似カラー画像で、噴煙は黄色く発色させています。9時59分頃に新岳(△)が爆発的に噴火し、噴煙は上空約9000 mまで上昇しました。
噴火から3時間半後の13時25分には、噴煙が既に種子島の南東沖約120 km(黄色い丸の領域)に到達していることがわかります。
また、噴火の前後、3日前(5/26)と3日後(6/1)の画像を比べると、火砕流が起きたとされる、新岳火口から北西の向江浜、火口から西の海岸にかけて色が変化していることがわかります。これは火砕流によって、地表面が 変化したことを表しています。
※カラー画像は、TANSO-CAIの バンド3(870 nm)、バンド2(674 nm)、バンド1(380 nm)の各データをRGBに割り当て作成
参考資料: 福岡管区気象台 火山監視・情報センター 鹿児島地方気象台 口永良部島の火山活動解説資料