図1: フェーズドアレイ方式Lバンド合成開口レーダ(PALSAR)が観測したジョクジャカルタ被災地
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図1は、フェーズドアレイ方式Lバンド合成開口レーダ(PALSAR)が5月28日11時40分頃(日本時間)に観測したジョクジャカルタ付近の画像(右下)と、地震前(本年5月16日)に観測した画像(右上)の比較です。
PALSARのレーダ波の反射強度の分布(テクスチャ)を、地震前(5月16日)と地震後(5月28日)で比較すると,震源近くのみならず市街地全般にわたり地震後に値が小さくなる(画像上では暗くなる)ことが確認されました(特に顕著な地域を赤い丸で示す)。一般に、レーダの反射波の強度分布は、市街地で大きく、森林で小さいことが知られています。
テクスチャの減少は人口構造物の倒壊によって生じていると解釈できることから、本震災が相当大きいことが分かります。
©METI, JAXA EORC
図2: 高性能可視近赤外放射計2型(AVNIR-2)が観測したジョクジャカルタ被災地
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左図は、高性能可視近赤外放射計2型(AVNIR-2)が5月28日午前11時40分頃(日本時間)に観測したジョクジャカルタの市街地の画像です。右図は5月16日の同地域の画像です。
©JAXA EORC