データ利用研究事例
8. 海洋分野
JERS-1 OPSを用いた船舶速度ベクトルの測定
JERS-1 OPSを用いた船舶速度ベクトルの測定

JERS-1 OPSによる船舶速度ベクトルの測定 (1992年9月9日)

Fig. 1: JERS-1 OPSによる船舶速度ベクトルの測定 (1992年9月9日).(クリックで拡大画像へ)


東京湾の位置 JERS-1 OPSには、直下視のバンドと15.3度前方を見ている前方視のバンドがあります。前方視のバンドが観測した場所を約21秒後に直下視のバンドが観測します。直下視の画像と、前方視の画像を比較することによって、船舶等が21秒間で移動した距離を算出することができます。
この画像は、1992年9月9日の東京湾の様子を示しています。黄色い丸印は停まっている船舶、緑色の矢印は動いている船舶の移動距離を4倍に強調して表示しています。赤い矢印は、東京国際空港に着陸しようとしている飛行機です。この画像から、東京湾、川崎港や横浜港近隣に船が集中していることが分かります。この手法を用いることにより、船舶の停泊、航行状況を広域に渡って容易に把握できることが分かりました。

NASDA EORC編集JERS-1 Earth Viewより抜粋
©RESTEC

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