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地球が見える 2008年

韓国三島物語−珍島、巨済島、済州島

今回は韓国にある大小3,400もの島の内、最も大きな三つの島を紹介します。
図1 珍島
(全体画像)
図1は、韓国で三番目に大きな島(360km2)、珍島(ジンドまたはチンド、なお「ド」は島という意味)です。
朝鮮半島の南西端、全羅南道(チョルラナムド)珍島郡に位置し、幅約300mの鳴梁海峡(ミョンヤン、ウルトルモク)で朝鮮半島と隔てており、1984年および2005年に完工した二連の珍島大橋(全長484m)で陸続きとなっています。鳴梁海峡は日本の明石海峡と同じく潮流が早く大きな渦を巻いている航行の難所です。図でも珍島大橋を東西に流れる潮流が見てとれます。
毎年4、5月の春の大潮の日に、珍島東南部の回洞里(フェドンリ)とその沖の茅島(茅島里/モドリ)の間に長さ2.8km、幅40mの砂洲が一時間ほど現れる海割れという現象が有名です。毎年5月にはこの海割れの祭りが開かれます。2008年は5月5〜7日にかけて祭りが行われました。

ソウルからはバスで6時間、釜山(プサン)からは6時間30分ほどで珍島の中心、珍島邑(チンドウプ)のバスターミナルに着きます。そこから回洞里まではバスで30分ほどです。離れ離れになった家族がこの海割れの場所で再び会うという韓国の昔話があり、天童よしみがこの再会をテーマにした珍島物語を歌って日本でも良く知られるようになりました。

図2 神秘の道周辺
図2は、その回洞里と茅島の辺りを拡大したものです。大潮の日ではありませんが、かすかに神秘の道が見えています。

図3 巨済島
(全体画像)
(Google Earthで見る韓国・巨済島 (kmz形式、4.00MB、低解像度版))
図3は、韓国で二番目に大きな島(400km2、長崎市と同じぐらいの大きさです)、巨済島(コジェド)です。
巨済島は、図からもわかるように入り組んだ地形、そして雄大な山の景色が魅力の島です。海岸線沿いの海水浴場や東岸から南岸にかけた海金剛(ヘクムガン)などの観光資源に溢れ、山と海を双方楽しむことができます。
一方、巨済島は造船の島でもあり、東部には大宇(テウ)造船海洋の玉浦造船所が、西部には三星(サムスン)重工業の古県造船所があります。そのため巨済島の太陽は造船所から出て造船所に沈むともいわれています。

幅800mほどの見乃梁(キョンネリャン)海峡で朝鮮半島と隔てていますが、コジェ大橋などで朝鮮半島と陸続きとなっています。釜山から車だと3時間で着くことができます。日本で有名な「世界の中心で、愛をさけぶ」の韓国版映画「僕の、世界の中心は、君だ」で二人だけで旅行する島のロケ地にもなっています。

巨済島の右下4kmの場所に浮かぶ小さな島は、外島(ウェド)です。日本でも大人気の韓国ドラマ「冬のソナタ」の最終場面に登場する島です。海岸線が美しいことで有名な閑麗(ハルリョ)海上国立公園内にあり、島全体が「外島(ウェド)海上観光農園」とよばれる海上農園になっています。ドラマのヒロインであるユジンが設計した「不可能の家」でチュンサンと再会する場面がとても印象的です。なお、この家は実在しますが私邸となっており、入ることはできません。また、ラストシーンでの海金剛などの島と海の遠景がとてもきれいでした。
外島は、日本の対馬に近く(60km)、最も日本に近い韓国の島ともいえます。

図4 済州島
図4は、韓国で最も大きな島(1,850km2、沖縄本島よりも大きく、大阪府とほぼ同じ大きさです)、済州島(チェジュド)です。韓国で一番南に位置しますが、長崎や高知とほぼ同じぐらいの緯度です。朝鮮半島からは南へ100km離れていますが、長崎の五島列島とも180kmしか離れておりません。

済州島は、韓国には珍しく火山の島です。島の中央にある標高1,950mの漢拏(ハルラ)山は、最後の噴火が11世紀といわれています。島の東端にある5,000年前の噴火口(直径600m)跡である城山日出峰(ソンサンイルチュルボン、180m)は、すり鉢状にくぼみ、草に覆われ、日の出の名所となっています。島の北東部には、拒文岳溶岩洞窟系(拒文岳、万丈窟、金寧窟、龍泉洞窟など)があり、その一つである万丈窟(マンジョングル)は全長13,422mもの世界最長の溶岩洞窟です。これらは済州の火山島と溶岩洞窟群として2007年に国際連合教育科学文化機関(UNESCO)の世界自然遺産リストに登録されました。

島の北端にあるのは済州島国際空港です。日本からは成田、関西、名古屋、福岡からの発着便があり、成田からは3時間、福岡からは1時間の距離です。
島の北半分は済州市、南半分が西帰浦(ソギポ)市です。西帰浦市は韓国最南端の市になります。済州島はこれら二つの市の他に、北済州郡と南済州郡がそれぞれ島の東西部分に飛び地のように存在します。西帰浦市の中文(チュンムン)地区は、美しく弓状に弧を描いた白砂の海岸線や隣り合わせてそびえ立つ絶壁が魅力となっており、高級ホテルが林立し、韓国一の観光地となっています。

済州島は、風光明媚な場所、コンベンションセンター、大きなホテルなどリゾート地に欠かせないものが全てそろっています。昔はゴルフ場やカジノで有名でしたが、今やドラマ・映画のロケ地のほうが有名でしょう。実在のギャンブラーをモデルとしたドラマ・オールインもここ済州島で撮影されました。城山日出峰のすぐ南の南済州郡にあるソプジコジは済州島でもきれいな岬となっており、ドラマの中ではヒロインのスヨンが育った修道院がある場所として撮影されました。済州島は強い風が吹く島で、ドラマの中でもその風の強さそして絶壁と海の対比が描写されています。
島の東部の万丈窟の近くには神話の時代および古代朝鮮をモデルとした歴史ファンタジー・ドラマである大王四神記のロケ地(オープンセット)が2箇所もあります。

図5 三島の位置
図5に上記三島の位置を示しました。



観測画像について:


(図1〜図4、全体画像、図をクリックすると2段階で拡大します)
観測衛星: 陸域観測技術衛星「だいち」(ALOS)
観測センサ: 高性能可視近赤外放射計2型(AVNIR-2)
観測日時: 2006年6月19日02時38分頃(世界標準時)(図1、図2)、
2007年2月1日02時17分頃(世界標準時)(図3)、
2006年12月22日02時23分頃(世界標準時)(図4)、
2007年10月11日02時26分頃(世界標準時)(図4)、
2008年3月26日02時22分頃(世界標準時)(図4)
地上分解能: 10m
地図投影法: UTM(ユニバーサル横メルカトール)
AVNIR-2は、4つのバンドで地上を観測します。図1〜図4はAVNIR-2の、バンド1(420〜500ナノメートル)、バンド2(520〜600ナノメートル)とバンド3(610〜690ナノメートル)を青、緑、赤色に割り当てカラー合成した画像です。この画像では、肉眼で見たのと同じ様な色合いとなり、次のように見えています。

暗緑色: 森林
明緑色: 草地
暗い青: 水域
薄茶色: 裸地
白:
黒: データのないところ

関連サイト:
ALOS 解析研究ページ
漢江の流れとともに ソウル、大韓民国
地球が見える-集中豪雨がもたらした朝鮮半島の水害
地球が見える 陸地・地形
本文ここまで。
画像:ロケットの情報を掲載 ロケットナビゲーター
画像:人工衛星の情報を掲載 サテライトナビゲーター
画像:衛星利用の情報を発信 衛星利用推進サイト
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