News オレゴン州の山火事と大気汚染

アメリカ北東に位置するオレゴン州では今年7月から山火事が多発し、現在まで火災が続いています。
図1は8月29日から9月5日までのアメリカ、オレゴン州の山火事をTANSO-CAIが観測したもので、火災が続いているのが分かります。 図中の黄色の丸は、8月初旬から火災が続いている領域を示します。 夏の乾燥した大気状態や強風が原因で火災域が広がり、消火活動を難しくしています。
図2は、ポートランドから約60km東に位置するイーグルクリーク周辺(図1の赤枠)のTANSO-CAI画像を示します。 9月4日には、この周辺で大規模な火災が発生し、それに伴いオレゴン州環境局はオレゴン州北東部に大気質警報を発表しました。 大気汚染の程度を示す指標AQIはVery Unhealthyの260(通常50以下)を示し、長時間の外出を控えるよう勧告が出されました。 鎮火には11月30日までかかる見込みとなっています。

※カラー画像は、TANSO-CAIのバンド2(674 nm)、バンド3(870 nm)、バンド1(380 nm)の各データをRGBに割り当て作成。

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図1 オレゴン州の山火事を捉えたTANSO-CAI画像。黄丸は8月初旬から火災が続いている領域を示す。

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図2 イーグルクリーク周辺のTANSO-CAI画像(図1の赤枠)

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