News新燃岳の噴火

宮崎県と鹿児島県の境に位置する新燃岳では、2017年10月11日から活発な噴火活動が続いています。
図1は10月9日の噴火前と10月12日(13:37)の噴火後の新燃岳をTANSO-CAIが観測した画像で、上下段はそれぞれ全体図、拡大図を示します。図2はTANSO-FTSに搭載された10月12日同時刻のモニタカメラ画像です。赤印は新燃岳の位置を示しており、12日の画像で新燃岳から北東に噴煙が上がっているのが分かります。また噴煙の方向に沿って暗くなっており、降灰の様子を捉えたものと考えられます。
気象庁の発表では噴火警戒レベルは16日時点でレベル3となっており、引き続き警戒が必要となっております。

※カラー画像は、TANSO-CAIのバンド2(674 nm)、バンド3(870 nm)、バンド1(380 nm)の各データをRGBに割り当て作成

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図1 新燃岳の噴火前後の様子。赤印は新燃岳の位置を示す。

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図2 新燃岳からの噴煙を捉えたモニタカメラ画像

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