「だいち」がとらえたソロモン地震によるニュージョージア島の隆起

宇宙航空研究開発機構はだいちに搭載した合成開口レーダ(PALSAR)を用いてソロモン諸島地震(4月2日発生、M8.1)によって生じたと思われるニュージョージア島からコロンバンガラ島にかけての地盤の隆起を観測することに成功いたしました。用いた画像は4月16日の夜と3月1日の夜に観測したオフナディア角34.3度のHH 偏波のものです。図1中の矢印の方向に地面が隆起をしており、島毎に違う方向を示しています。最大で2.2メートルの衛星方向への隆起がニュージョージア島で確認されました(図2の拡大図で縞の数18かけるレーダーの半波長11.8cmで計算)。4月10日に発表したニュージョージア島の隆起が干渉観測で確かめることができました。


図1:PALSARをもちいてソロモン諸島地震によって生じたと思われるニュージョージア島からコロンバンガラ島にかけての地盤の隆起を観測することに成功いたしました。用いた画像は4月16日の夜と3月1日の夜に観測したオフナディア角34.3度のHH 偏波のものです。図1中の矢印の方向に地面が隆起をしており,島毎に違う方向を示しています。最大で2.2メートルの衛星方向への隆起がニュージョージア島で確認されました(図2の拡大図で縞の数18かけるレーダーの半波長11.8cmで計算)

図1 (クリックで拡大画像へ)

図2: 図1の部分拡大画像

図2: 図1の部分拡大画像
(クリックで拡大画像へ)

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