陸域観測技術衛星「だいち」(ALOS)による浅間山噴火における緊急観測結果

2009年2月2日午前1時51分頃に、浅間山にて小規模な噴火が発生しました。宇宙航空研究開発機構(以下JAXA)では2月3日午前10時53分頃に陸域観測技術衛星「だいち」(ALOS)搭載の高性能可視近赤外放射計2型(アブニール・ツー)*により現地の緊急観測を実施しました。
残念ながら山全体が雲に覆われ、噴火、降灰の様子を確認することはできませんでした。

図1:2009年2月3日に陸域観測技術衛星「だいち」(ALOS)搭載の高性能可視近赤外放射計2型(アブニール・ツー)により取得した画像全体と位置関係

図1: 2009年2月3日に取得した画像全体と位置関係

図2:2009年2月3日に陸域観測技術衛星「だいち」(ALOS)搭載の高性能可視近赤外放射計2型(アブニール・ツー)により取得した浅間山付近の拡大画像

図2: 浅間山付近の拡大図
(クリックで拡大画像へ)

*高性能可視近赤外放射計2型(アブニール・ツー):青域から近赤外域の電磁波を4つのバンドで観測することができる光学センサで、衛星直下を観測の際には幅70kmの範囲を地上10mで識別できる能力があります。また、衛星進行方向に対して東西44度まで観測範囲を変更することができるポインティング機能を有しています。
2009年2月3日の画像は東向き22.5度で取得しました。

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