AVNIR-2が観測した鹿児島湾沿岸の赤潮
AVNIR-2が観測した鹿児島湾沿岸の赤潮(2006年4月7日)

AVNIR-2が観測した鹿児島湾沿岸の赤潮
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図は日本時間2006年4月7日10:50頃、AVNIR-2により観測された鹿児島湾です。画像上端の桜島南沖海上に見える赤色の海域が"赤潮"で、前日、鹿児島県水産技術開発センターにより発表された赤潮調査結果概要の夜光虫による着色域と一致 しています。画像から、赤潮の分布域は桜島南沖から指宿沖まで南下し、湾内に形成されている反時計回りの渦に沿って対岸にまで及んでいることがわかります。

一般に赤潮は漁業に被害を与えるものとして知られていますが、夜光虫によるものは直接的に魚介類へ被害を与えることは無く、特にこの海域では「春の到来を告げる夜光虫の赤潮」として知られています。夜光虫は名前のごとく、夜間は刺激を与えると青白く発光します。

参考 » 鹿児島県水産技術開発センター「赤潮情報」

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